【HENRIK VIBSKOV】INTRODUCTION /// 20SS COLLECTION

【HENRIK VIBSKOV】INTRODUCTION /// 20SS COLLECTION

By Acacia ONLINESTORE

昨日から公開されているHENRIK VIBSKOVの20SSコレクション。
毎シーズンパリ公式スケジュールにおいて発表されるランウェイは、非常にユニーク且つユーモアに溢れていて、私たちの感性をこれでもか!というほど刺激してくれます。

今回はブランドの経歴等々を改めてチェックすると共に、今季のコレクションについて紐解いていきたいと思います。


- 多彩な側面を持つ男 -

デザイナーはデンマーク生まれのヘンリック ビブスコフ。1972年生まれの47歳。
ロンドン芸術大学の一つで、セントラル セントマーチンズ出身。ファッションデザイナーが憧れ、最も競争率が高い学校と言われています。
セントマーチンズを卒業した翌年の2002年より、パリにてコレクションを継続して発表しています。

ファッションのみならずプロドラマーとしても活躍している側面を持っていること。
また、自国の若き才能を発掘/支援するための基金を立ち上げたり、
セントマーチンズで教鞭を取ったり、アントワープファインアートアカデミーでも講義などを頻繁に行っています。

自身の才能を余すところなく表現する傍、文化醸成のために惜しみなく手を差し伸べている、
デザイナーという枠を超えた活動を行なっている点は、他ブランドとの大きく異なる点と言えます。

彼は、パリメンズファッションウィーク公式スケジュールにおいて、唯一のスカンジナビアのデザイナー。
彼のデザインの特徴をみていくには、まず、デンマークという国について知る必要があります。


- 国民性を知る -

デンマークは北欧諸国の中でも緯度が高く、日照時間が極端に短いため、夕方頃にはすでに日が沈んでしまいます。
天気もどんよりしていて、自然と家の中で過ごすことが多くなるようです。(この点は石川県に近い特徴もあったり、今の日本の状況に近いのではないでしょうか?)


となると自然に「いかに家の中を快適に過ごすか?」という点が重要になってきます。
その為に、自分が気に入る家具を並べたり、毎日使って/見て飽きない高品質なものを選ぶ為には、お金も惜しみません。


世界的に見ても、最も「家の中で過ごす時間が多く、家に投資する民族」と表現できるかも知れません。


- デザイン大国 デンマーク -

ノルマン民族の一派であった祖先は、当時の水準としては最高の技術を持っていたとされる職人であった、と言われています。
長い間培われてきた感性とそれらが結びつき、見事に花開いたのが第二次世界大戦後であったのです。

アルネ ヤコブセン
ハンス J ウェグナー
ポール ケアホルム

などなど家具/建築デザインを語る上では欠かせないデザイナー達を輩出し、インテリア界に革新をもたらしました。

みなさんが何気なく目にしている家具や照明器具は、このデンマークのデザイナーが手掛けたものが思っている以上にあります。
コペンハーゲン、と聞けばイメージが湧くのではないでしょうか?

あ、そういえばレゴのおもちゃもデンマーク育ちなんですよ*


- 20SS COLLECTION THEME -

さて、ようやく本題に入ります。

20SSシーズンのテーマは"STUCK UNDER THE SURFACE"を掲げます。

STUCKは身動きが取れなくなってしまうこと、UNDER THE SURFACEは表面下で、と言う意味です。

これは動作的な意味のみならず、人生に行き詰まってしまったり、恋愛に悩んだり、変化が必要だと言うことを暗示させる精神的な部分にも作用します。

逆に、決断させたり前進させてくれたりとポジティブな面もあり、私たちにとってはある種必要不可欠な状態でもあります。

"一見不合理で避けられない事態の中で、好奇心や遊び心がもたらす奇妙な組み合わせが興味深い事象へと生まれ変わる"
そんなパラドックスを楽しんでしまおう!と言うのが今季のテーマとなっています。

従来ではあり得ない部分にドローコードが入ったアーム。

クラシカルなチェックにしなやかなリネンを掛け合わせて、ルームウェアのように。

ケール(キャベツの一種)をモチーフにしたテキスタイルで意外なフォルムを形成したり。

オイルサーディンをモチーフにしたグラフィックで、STUCK状態を表現する風刺の聞いたデザイン。

母国が育んだ感性と、ヘンリックが培ってきた技術と感性。
それらが絶妙なバランス感を保つことで、ハイブリッド且つオリジナリティー溢れる作品を創り出します。


- ファッションに携わる者としての責務 -

徹底的にこだわったオーガニック素材やアップサイクルへの意識も高く、今日のように取りだたされるかなり前から環境配慮を行なっています。

ヨーロッパ圏内で生産することの大切さ。(製品の90%が該当)
利益を重視するのであればその他の地域での生産に切り替えることも選択肢。
ですが、長い目で見たときには多少高くても自国周辺で生産することで、雇用の創出、技術/文化の継承がなされていくわけです。
この点に関しては、ベルギーのJAN-JAN VAN ESSCHEも同様の考え方です。
…それをしてこなかった日本は、現在とっても痛い目にあっていますよね。


サスティナブルという言葉だけ標した、決して商業的な意味ではなく、
ファッション業界、ひいては一人の人間としてできる限りの手を尽くそうとする、携わる者の責務として活動を行なっています。


ポップでカラフルな作品というイメージの裏側には、ヘンリックの才能はもちろん文化的な部分が存在していることが、今回のブログでほんの少しお分かりいただけたのではないでしょうか?

彼が手掛けたテキスタイルは、世界の美術館に収蔵されていることからも、後世に遺すべきものとして認知されていることが分かります。


当店では、ファッションの本来の意義を表現するブランドとして、その独特な世界観を提供しています。


表面的なデザインだけではなく、
手に取ることで着るひとへの配慮が伝わるディティール。
そこに、デザイナーの「やりたいこと」がしっかりと伝わることが大切だと思います。

商業的に成功することは大切だけれど、それが全てではない。


心が躍り、自分自身の充足感を満たすことができる。
クローゼットにあって長く愛せるもの、嬉しいものって、
きっとそういう1着なんだと思います。


その連鎖が続けば、不穏な心も幾許か和らいでいくのではないでしょうか*


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